みるぽんぬ @mirupon

なんにもないです

手術その後

術後~感染症

手術後

ずっとおへそ周りが固いし痛い。
なにぶん初めてなので、こういうものか?それとも何かおかしいのかわからない。

痛くても動いた方がいいのか?痛いから動かないほうがいいのか?
そもそも病院で診てもらったほうが良いのか?

痛いからロキソニン飲んだほうがいいのか?我慢出来る程度なら飲まないほうがいいのか?

痛みで腹筋を使う動き全般……つまりほとんどの生活で痛みを感じる。動きたくない。

そんな1週間を過ごして手術1週間後の経過観察で外来診察へ。

術後感染症の発覚

血液検査をしてからまずは問診。

症状を伝えると、血液検査の結果からも化膿していると思われるので切る事に。
ドバドバと膿が出てきてガーゼで拭いたり、生理食塩水で洗い流したり。
生理食塩水は100か150mlくらい使ったようなので結構な量ですね。

この日は溜まっていた膿を洗い流しただけなんだけど、だいぶ痛かった。
手術直後はおなかにカッターが4,5個入ってるような痛みだったけど、今回の処置はカッター刺されたような痛み。

ものすごく痛くて全身脂汗出るし、声どころか息すら出来ず。痛みでお星さまが飛んでたよ。
あまりに痛くて処置後に貧血起こしてしばらく動けず。

処置の仕上げにリボン状のガーゼをおなかに埋め込んで、先端をおなかの外に出した状態にしてガーゼで蓋して処置完了。
このリボン状のガーゼはタンポンと呼ぶようです。私、タンポン入れてるんだ……と思うと何だかもにょる。

2日おきにタンポンの交換と洗浄処置が必要のようです。
裁量労働制じゃなかったらすごい勢いで有給が減ることになっていたところ(;´Д`)

これ、毎日シャワーで洗わないといけないらしい。
おなかからガーゼが出てるのも不安だし洗うのもしみるというか微妙な痛みがあって恐い。
でも、夜には痛みが引いてきて相対的にすごく楽になった。

おなかから膿と薄い血を垂れ流してる状態なので、ガーゼとかパッドか何か付けてないと服がガビガビに汚れる(╹ω╹`; )
ちょうどベルトの位置だから歩くときに擦れて痛い。

歩く速度が杖をついたお年寄りといい勝負みたいな感じです。

2日おきの処置

基本処置

2回目以降は埋め込んだガーゼの交換と洗浄。

初回の処置より痛みはマシで絶え絶えながらも何とか会話出来るくらい。
毎回取り出したガーゼには膿がべっとり。

深い範囲に膿があるものの広がってはいないらしい。痛いけど快方に向かってると解釈するしかない……

処置直後は処置前より痛いのだけど、膿を出したおかげか夜くらいに痛みが引いてくるという生活がしばらく続く。
腹筋に力を入れるとおなかからタンポンが生えてくる。最後には抜け落ちちゃうので困る……がそれは問題ないらしい。

診断書

で、保険やら職場やらに提出しないといけないので、診断書を貰う。

執刀医「こんなしょぼい診断書に数千円も取るんですよ、馬鹿らしいですよね」
私「医療従事者が責任を持って書いている事が重要なのですよ」

みたいなやり取りがあってなぜか驚いた顔をされたりなどした

抜糸

突然の予告無し無麻酔抜糸して、痛くて全身脂汗とお星さまが飛んだり。
我慢して力みすぎて変なとこが攣って痛くなるコンボあり。

あまりにもな様子に看護師さんが心配してくれるということがあったり。

無予告麻酔なしの抜糸は勘弁してください、ということで予告と麻酔有りでの抜糸もしましたよ。
麻酔してもだいぶ痛くて全身脂汗コースなんだけど、無麻酔よりは遥かにマシなので我慢。

抜糸の時、おなかのなかで筋肉と思うんだけど引っ張られたり押しのけられたりしてるのが判る。
おなかの中を探られ混ぜられ、ぷちんぷちんと糸や化膿部分を切られるのだ。
特に糸を切ってから引っ張る時が最高潮に痛い。

処置中、目の前に看護士さんの上半身が来るんだけど、痛みでそんなのを気にしてる余裕がない。
麻酔しててもこれだから麻酔無しなら気絶でもしてたんじゃないか……

何度か抜糸して外来で取れる部分の糸は全て除去しちゃいました。

化膿部分の切除

化膿している肉を切除パターン。細いニッパーみたいなのでプチプチと切るのだけどこれまた痛い……当たり前か。
何度かやって、外来外科で対処できる範囲で切除できる部分は全部やったとのこと。

おなかの中をいじったせいなのかわからんけど、出血量が増えたりする。
抜糸や化膿部分の切除をすると、なかなか痛みが引かないし困ったものだ

経過

処置前夜にタンポンや蓋ガーゼに付いている膿の量がだんだん減ってくる、その代わり血が出てる。
免疫を高めないとと思って、おやつはにぼし、1日1本飲むヨーグルト、体温を上げるのにちょっと着込むなどをしたり。

これで化膿が治まらなければ再手術になるぽい。
出てくる膿が減ってきても、深い部分に残ってるので再手術かどうかは判断するのはなかなか難しい模様

年末年始

通常外来年内最後。洗浄して膿を出した後、炎症が広がらないように硝酸銀で焼く。
痛かったけど麻酔は不要な感じ。最後に仕上げの洗浄して終わり。今までで1番処置直後の痛みが抑えられてる感じだった。

主治医の発言。
「硝酸銀で焼いていきますね。どうですか痛いですか?化学反応起こしてる感じしますか?」

化学反応起こしてる感じってどんなですかーっ!?

年末年始に1度も処置しないのはちょっとまずいということで、救急外来の予約をして12/30に病院へ。

救急外来受付に3人看護師さんが居るんだけど全員電話対応してて緊迫した雰囲気。本当にたいへんなお仕事ですわ。
入院中の病棟ではかなり雑な扱いを受けたけど、救急外来は目まぐるしく状況が変わるようですごい緊張感です。

受付で私の方は緊急性無いので待てますよと伝えて、隅っこで時間潰す。
時間をかけてられないのか、あっさり目に処置完了。膿がだいぶ少なかったようで痛みもあまりなく楽ちん。

急展開の年明け

年明け初通院。間が開いたのでやばい事になってるかなー?と身構えてたら、かなり綺麗な状態だったらしく目視確認と生食洗浄のみだった。
当然処置の痛みもほぼ無くてストレスフリー。
そう言われてみれば年末年始で痛みを感じたのはあんまりなかったなー

年明け2回目の通院前、ほとんど膿も血も出て無くて傷口塞がってきちゃったかと思ってた。
診察してもらうのにいつものように診療ベッドで横になったら、見た瞬間に「あー、ついにきました!」と。

どうやら免疫が勝利したようで普通の切り傷のような状態にまで回復したらしい。
出血等もないので実質処置無し。ガーゼすら貼らなかった。

で、次回予約もなしで自然治癒でに切替え。なので通院も今日が最後!やったーヾ(๑╹◡╹)ノ
治るときは突然なおるケースが多いと事前に説明を受けていたものの、ここまで急に状態が変わるとは思ってなかった。

所感

結局、ほぼ完治まで1ヶ月ちょっ、通院12回かかったけど、変わらない状況が続いて先が見えないし、買い物すら痛みで辛いので精神的にもだいぶキツかった。
かと思えば突然治っちゃったのでぽかーんとしたというのが正直なところ。

傷口も塞がって痛みはないけど、傷が治りかけなのか痒かったりおなかの皮膚がボロボロになったりが1週間ほど続いた。
今は、痒みがなくなって皮膚が綺麗になりつつあるという状態です。

手術自体は成功だったけど、手術後に苦労することになるとは思わなかったです。
食生活の方は手術前と変わらずだし、懸念していた下痢なんかもほぼなく順調です。

ただ、手術後何年かすると筋肉があったところに腸が入り込んで脱腸やら腸閉塞になったりするケースがあるので腹圧を下げるようにとのこと。
腹圧を下げるには便秘しないように食物繊維を採って、痩せないと駄目らしい。

運動しないとな……

 

何にせよ、再手術にならなくて良かったですよ、ホント。