みるぽんぬ @mirupon

なんにもないです

胆嚢摘出してきた

超久々の更新がこんな内容だなんて!(;´Д`)

入院前

きっかけは健康診断

0日目。
健康診断の尿検査で潜血が出た。
普段ならまたかーってくらいの気持ちなんだけど、今回は転職に伴う健康診断だったのでいつもとはちょっと違って、産業医から泌尿器科か腎臓内科の再検査指示が出た。

再検査

検査が28日目と結果が35日目。
診断結果の提出と産業医からの指示にラグがあるのは入社とかテレワークの関係とか予約で遅れたせいですね。
結果、腎臓結石が見つかるがちっちゃいのでたくさん水を飲んで流せとの事。腎臓内科的には他に異常無し。
だけど、エコー検査で胆石が大量に見つかり、市民病院の紹介状を貰う。

わらしべ的検査

42日目。
市民病院でエコー画像見ながら胆嚢摘出を勧められる。いつ胆管に詰まって激痛が出るかわからない状態らしい。
胆管に胆石が詰まった時の痛みって男性が感じる痛みの上位に入るくらいの激痛だそうな……
その場で胆嚢摘出を決め、MRI、レントゲン、血液検査、MRSA、呼吸機能検査、尿検査、身長体重のスタンプラリー。
エコー検査、MRIMRSA呼吸機能は初体験。
感染症に関するお鼻の検査って言われてたので、MRSAか何かですか?って聞いたら医療関係者ですか?って逆に聞き返されたり、MRI前のお腹の動きを抑える薬と注射やらで筋弛緩剤ですか?って聞いたらよくご存じで……と感心されたり。
医療関係者ではないです。親類に医療関係者はいるけれど。
 

手術説明

59日目。
執刀医から手術の説明と、看護士から入院の説明を受ける。
同時に手術の同意書やら誓約書やらあれこれ書類説明を受けて署名やら持ち帰って署名やら大量の書類に埋もれる。
ここで肉親の同席が必要だった。確率は低いとは言え、最悪ケースでは死亡やら意識が戻らない事もあるから必ずやるやつですね。
病院側の方針で手術を受ける人は全数PCR検査となったらしく、追加でPCR検査が必要に。できるだけ手術直前に結果が出るようにとのことなので、やむなく自分の仕事を同僚にお願いした。
 

PCR検査

67日目。
ぶっとくて短いプラ製試験管みたいな容器に唾液を入れて提出するだけ。
なんだけど、30分前から水分を取るなとか言われてなかなか出ないぞ……
提出するだけなのに、体温、血圧、血中酸素の計測もされた。なんでやねん……

入院と手術

入院

70日目。
時間ちょっと前に病院到着。自覚症状ないので普通に電車と徒歩で。
若干待ち時間があって、入院書類の確認と簡単な説明を受ける。無事個室が確保出来たのがよかった。
物心付いてから初入院だから、数日の入院でも快適さが欲しいので。
その後病棟に移動して簡単に部屋の説明。
終わってからデイルームで母親と喋ってたら「入院患者は病室にいろ」と怒られた。そんな説明無かっただろ!テンプレみたいなお局さまタイプの人だった。
個室でごろごろ本を読んでたら、剃毛とおへそ掃除。
その後に点滴用の針を刺す。この時点では点滴自体はまだ。脱水症状防止の点滴をするらしい。点滴初体験。
血管に針が刺さりにくいらしく2回やり直し。初めてだったせいもあると思うけど、1回目と2回目は結構痛かった。けど、看護師さん可愛いので問題ない。
それはそうと、おなか空いたよ……飲み物も飲みたいけどしばらく無理。でもはらへりよりタバコ吸いたい!
 
手術の1時間前、手術用の紙ぱんつに履き替え、血栓防止靴下着用。浴衣みたいな手術着になる。
この時点から点滴開始。
隣りの部屋から聞こえてくる呻き声が止まらなかったのに、配膳されたらぴたりと止む。人間いくつになっても現金な物ですな。
 

手術

時間になって点滴したまま歩いてオペ室へ。
執刀医と麻酔科医と看護師の直前ブリーフィングが聞こえてくる。氏名年齢、手術内容、輸血有無(今回は輸血無し)などなど。
あれこれセンサー類を付けられつつ酸素吸入器を被せられて、麻酔科医師から深呼吸するようにと。
これが噂の!と思いながら意識が朦朧としてくる。でもなかなか落ちず、しばらく深呼吸して下さいねーとか言われながら深呼吸してたら落ちた模様。
目眩のような感じだったけど、前に体調悪すぎて意識失った時の感覚に似てたかな。
 

手術直後

呼びかけられて目が覚めてきたので、はいはいと返事。
どうですかー?と聞かれたので、とにかく眠いと。
血中酸素の上がりが悪いらしく酸素吸入付けられた。
意識が覚醒しきらないまま何となく服を着せられてるのが判る。
付き添いの母親から呼びかけられてやっぱり「眠い」と返事したのは覚えてる。
「帰るでー」と言われたのも覚えてるけど、何と返事したかは覚えてない(╹ω╹`; )
そう言えば、手術前にトイレとか行ってなかったのだけどどうだったのだろう?恥ずかしくて聞けない……
 
病室に戻って、血圧、心肺、血中酸素モニターされながら足の自動マッサージと継続して点滴。手術開始時点から2時間経過していることを確認。
だんだん覚醒してきたので、起き上がってみましょうかーととの事なので起き上がり、そのまま立ち上がり歩く。うがいして飲み物を買い部屋に戻る。
途中で執刀医とすれ違い「もう歩いてるの!?」と軽く驚かれる。
いや、めっちゃ辛いんだが?麻酔が抜けてきたのか痛みが激しくなり全身脂汗、その後貧血で倒れる。
体温低下、血圧低下の症状がでたのでずっと横になってた。
お腹にカッターが入ってるような痛さである。あの看護師殴ってやりたい。
 
0時で点滴終わり。でも針だけ残されてさたまま。何気に痛いのでさっさと外したい。
取り出した胆石を貰ったけど、これが自分のお腹に入ってたのか!とびっくり。うずらの卵くらいの1個、白玉くらいのが1個、タピオカくらいのが7個。
一番でっかいのが胆管側にあって細かいのが胆管に詰まるのを防いでたっぽい。

手術翌日

寝たり覚めたりしつつ朝を迎える。味のしない病院食である。マーガリンが付いてるのはけしからんね。トランス脂肪酸
自分で身体を拭けと言われたけど痛くて無理と言ったら放置された。クソ看護師。
ここでやっとおむつから卒業である。そもそもいつおむつはいたんだよう……
 
検温に来た看護師が点滴の針を刺してくれたちゃんとした看護師だったので点滴の針はいつ取れるのか聞いてみた。
ご飯食べてるし予定もないのでもう抜いてよいとの事。あまりに痛そうだからとロキソニンも貰う。可愛いし性格いいしで素晴らし!それに対して数名の看護師が地雷に感じてきた。
楽になって気が抜けたのかお昼ご飯まで寝落ち(╹ω╹`; )
 
あとは寝たり起きたりしてただけ。起きてるとタバコ欲しくなるし傷跡が痛すぎるので殆ど寝てた。
 

その翌日

痛みはだいぶ減ってきて、肉離れとか酷い筋肉痛くらいの痛さになって、針も入ってないから気合で起き上がったり動いたりするのがかなり楽に。
脂汗なしに動ける状態と言えばいいのかな。そんな感じ。
お昼前に執刀医が来て問診触診。特に問題なく良好な状態とのことで「退院する?」と軽く聞かれる。
痛みさえ何とかなればあとは大丈夫そうだと思ったのでお昼ご飯食べて退院することにした。感じの悪い看護士に世話されるのが嫌だったのもある。
慌てて手続きする看護師たち、それでも確定しきれない入院費用。
また外来で来るのでその時に請求することで合意。診断書もその時に。システム的に日曜は対応できないらしい。しょうがないね。
 
病院前にタクシーいなかったので近所のコンビニに移動してタバコ。51時間ぶりのタバコはくらくらした。
そうこうしてるうちにタクシーが来て無事帰宅!
 

所感

元々が自覚症状無しなので余計にそう感じるのだろうけど、手術の傷の痛みとタバコ吸えないのが辛かった……
執刀医の人は受け答えがしっかりしてて統計や理論でちゃんと説明してくれたし、ちゃんと診てくれてありがたい人だった。
看護師は……人で全然違うなぁ。どんな仕事でも、雑な仕事する人は嫌いです。
 
あと関係無いけど、食事時間以外ずっと聞こえてきてた隣のおじいさんの呻き声がきつかった。突然聞こえなくなると危篤かっ!?みたいに感じてハラハラしてしまう
 
あとは摘出した胆嚢の検査結果と経過確認の通院1回で全部終わり。
これは後日また。